今日も明日も、君を



「心配」、した?

………初めてだ。





「どうした?―――泣いてるぞ」

理由なんてわからない。
身体の奥からじわっと溢れてくる暖かい気持ち。
止まらない。
恥ずかしくてたまらないのに、次から次から溢れてきて……

「しん、ぱ…とか、初めて……」

恭平さんは目を見開いて私を見ている。

余りに恥ずかしくて、私は布団にすっぽり隠れて泣いた。



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