今日も明日も、君を



―――遠くで誰かの話し声がする。
風で木々が揺れている。


―――――
―――

私は、恭平さんの腕の中にいる。

息ができないくらいきつく、強く。

「ちょっ、恭平さ…」

私は、彼から逃げようと身体を動かした。

すると、彼はもっと力を入れて離さない。

「黙ってろ」

耳元でそう囁かれる。



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