今日も明日も、君を
いつだかバイト中に少女マンガ雑誌を立ち読みしたことがある。
好きだから、抱きしめる。
そして二人は結ばれる。
そのときは、ただなんとなく読んだ内容が、今ははっきりと理解できる。
―――私も、いつか誰かに愛される?
今までは、いつ命を失ってもかまわないと思う自分がいた。
でも、今は……
いつか誰かに愛されるなら、恭平さんがいい。
叶わないとわかっていても、そう思っている自分がいた。
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