オレの破裂と15分前
××× ××× ×××
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
オレ達は時を忘れ、お互いの身体を求め合った。
そして……。
「痛っ」
「大丈夫か?」
「んっ。へーきへーき……」
全然平気そうじゃないナツミは、全裸のままフラフラと立ち上がった。
「何処へ行くんだ?」
「トイレ……」
弱々しい足取りで、歩いて行くナツミ。
まるで、生まれたての子鹿だ。
ゴン!!
「痛ぁい……」
ナツミは、部屋の壁に頭をぶつけた。
「やっぱり馬鹿だな。ナツミは」
「言わないでよ……」
そんな様子のナツミを、オレはちょっと愛らしいと思った。