俺のひねくれお嬢様


俺たちの出会いは微妙だった気がする


運命的だったけどねっ


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「なーユーマー??」


「どーしたー??」


「雨降ってきちゃったよー」


「そーだねー」


高校に入学したばかりの俺らは部活はいまだに決まらず


帰宅部になりかけていたある日だった


昇降口の段差に座り込んだ俺は雨が弱まらないか外を眺めていた


すると外練だった女子バスケ部が昇降口になだれ込んで来た


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