涙星~namidabosi~
「だよね!だよね!」
と優奈と話してると後ろから声がした。
「ねぇ、よろしく!俺、小川凌アンタの後ろの席だから!!」
声のした方を振り向くと、驚くほど顔が整った男子がアタシに話しかけてきた。
「うん!よろしく。アタシは紗里奈!!」
「呼び捨てでいいよね?俺のことも凌でいいから」
「いいよ~!なら、凌って呼ぶね!」
「ウチは優奈。宜しく!!」
「おう!俺は凌!よろしく」
「ウチの事も呼び捨てでいいからね~」
「わかった!なら、紗里奈と優奈なっ!!よろしく」
『よろしく。凌!』
アタシと優奈は声がはもって三人で大笑いした。
凌との話も終わり前を向きなおした。
はっ!として、周りをみた。
なにか痛い視線を感じたから。
そしたら女子のほとんどがアタシ達のほうを睨んでいた。
何?なんなの??
怖い。何?その目は・・・
アタシは小声で優奈に話しかけた。
「ねぇ優奈」
「なに?」
「あの人たち睨んでるよ」
「当たり前だよ」
「当たり前?」
「だって凌は、他中でも有名なくらいのイケメンだし」
「確かにイケメンだけど」
「で、凌を狙ってるこがたくさんいるのに普通に凌と話してたから、嫉妬されたんだよきっとんね」
「そうなんだ~」
「とにかく凌は男子からも女子からも人気なの」
「へぇ~」
そういって凌の方をみると、男子と女子が凌を囲んでた。
凌が見えなくなるぐらいに。
みんな凌に気に入られたいのかな?
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
「皆席着いて!!」