涙星~namidabosi~
教科書も配り終わり、全部すんで今下校中・・・

さっきまで優奈と志穂先輩とわかれたばかり。
今は1人桜並木を歩いてる。
4月の夕方はまだ肌寒い。
あぁ暇だな~
と思いながらも家に向かった。


・・・・・・・・・・・・・・・

もう少しで家の近くの公園。
あたりはもう暗くなっていて空には星が見える。

あれ?

公園に誰かいる・・・
誰だろ・・・?
高校生っぽいな・・・

アタシはドキドキしながらも、ベンチに座ってる高校生の元まで行った。
ベンチのそばに行くとその高校生がアタシの方を見た。

えっ?
凌!?
「紗里奈じゃん!どうしたの?」
「家そこだからちょっとよっただけ。凌は??」
凌は少し考え込んで答えた。
「・・・ほっ星を見てるんだよ。今日は綺麗だから」
「そうなんだ~」
「うん。」
学校と違って静かでおとなしい凌。
なんかギャップがあるなぁ!
「てか、風邪ひくよ?」
「今日流星群見れるんだ。俺、願い事したくて」
「え~!流れ星におねがいすると叶うっていうヤツ信じてるの!?」
「なんだよ~悪いかよ~?」
「かわいい~!!」
「お・・・俺が・・・カワイイだと!?」
「うん!!」
「紗里奈もかわいいよ!!」
「え!?・・・ありがと・・・」
「流星群まだかよ~」
「まだでしょ~」
「はやく~流星群~!」
「あはは」
凌といるとたのしい!
凌のお願い事ってなんだろう??
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop