姫、私がお守りいたします。
実際そう簡単にいくわけがなく…
「なんでイケメンレーダーが反応しないのよっ!」
「そりゃ俺にレーダーが虜になってるからじゃないか?」
レーダーが反応することなく現在5月中旬。
「…やっぱりここにはイケメンなんて「おいっ!俺の声聞こえてるだろ!?」
「……なんなのよ…」
今私に話かけてきたのは
石田悠羽(いしだゆうは)
クラスメイトで確かに
学校イケメンランキング
の上位にはいるが、
「俺のイケメンな顔に気づかないわけないよな?」
「私、人って顔で判断しないタイプだから」
ナルシストである。
「まぁ、確かに性格は大事だ。けどなぁ、俺はどっちも自信あるぜ?」
一見クールキャラに見える悠羽もしゃべりだせばナルシスト。
「世の中って不公平よね…」
「そういう時に俺の目を見て言うなよ…」