愛する意味
花火が終わり、帰る時間になりました。


正直な気持ち、まだ帰りたくなかった…涼太と離れたくなかった。


けどパパとママが怖い臆病な舞は今日は帰らなきゃという思いでした。


さすがに美紀と結衣も家がまずいと思ったのか、帰ろうとしていました…

翔太が美紀に電話番号を聞いていました。


隣をみると大輔も結衣に電話番号を聞いていました。


チラッと涼太をみると恥ずかしそうに舞に電話番号を聞いてきました。

すごくうれしかった!


(この時代まだ携帯なかったから自宅電話を聞かれたの)


舞はうれしかったのに素直に喜びを表現できなかったのが後悔です。


美紀と結衣はちゃんと喜びを表現できてたのに…自分自身が情けなかった。


舞たちは駅にむかって歩き始めました。

夜も遅かったから駅前まで涼太たちが送ってくれました。


それぞれが気に入った人と歩きました。



もちろん舞は涼太と…


涼太はすごく背が高くて端正な顔立ちで横顔を見るたびに、舞はドキドキしていました。

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