愛する意味
第3章 両親の気持ち
涼太と舞は砂浜をあとにして車の置いてある駐車場に向かいました。


舞は歩かながらも涼太とのキスが頭から離れなくて、いつまでも顔が火照っていました。


車に乗り、走りはじめました。


『舞は今までどんな男と付き合ってきたんだ?』

『まだ彼氏ってできたことなかった』


『じゃ俺が初の男か』
と嬉しそうに笑っていました。


舞も、涼太が初恋の人でよかったって、ほんとに思った。



帰りの車で涼太はずっと手を握っていてくれました。


手を握る行為ってすごくいいんだよなぁ。


なんか距離が縮まる気がして…

温もりも伝わってくるし。最高。



程なくして、横浜駅に着きました。


『待ち合わせはここだったけど、付き合ったんだから家まで送らせて』


『お願いします…』と笑顔で答えました。


『任せとけっ!!ちゃんと送るから』



舞は付き合ったという言葉がうれしくてうれしくてしかたなかった。

< 20 / 100 >

この作品をシェア

pagetop