愛する意味
走ってリビングに入るとパパとママはびっくりして
『どうした?』と声を揃えました。


『涼太のどこがダメなの?何がいけないの?総長だから?高校行ってないから?』と一気に言い放ちました。


『舞が言ったことは間違ってもないよ。ほかにもあるけど』


『涼太がパパの好みの人間になれば文句ない?』とくいつきました。


今、思うとものすごい形相になってたと思います。



『人間そう簡単に直せるものじゃない、舞にはもっとお似合いの人が見つかるよ、焦らなくていいじゃないか…』


今は何を言っても無駄と感じた。


舞は部屋に戻り、大好きな涼太の顔を思い出していました。

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