会長とアタシ。
「そっそれくらいいいじゃん!」



「お前はそれ位のこともできないんだね」



(ムッ!ムッカー!!)


男のくせに小さいことを
ネチネチとー!


「んだよ。

なんか言いたいことあるなら言えば?」


馬鹿にしたように
あたしを見下ろし睨んでくる


あたしは何も言い返せないままただただ頬を膨らませての睨み合い


二人の間には見えない
火花が飛び散っていた


「はい〜ストップストップ〜」


おちついて〜おちついて〜と小声で繰り返し言いながら間に入ってきたのは


副会長の
富岡順平くん


富岡くんのおかげで
あたしたちの火花は一時消火した



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