私の彼氏君
        ~第9話~

学校帰りのいつもの風景
隣には愛しいキミがいて、ちゃんと手も握られている

幸せなはずなのに、ここの通りを曲がるといつもキミは不機嫌になる

家に着いたからっていうのも、理由の一つ何だろうけど
キミはまた違った理由で、ふて腐れてるんだ。


「じゃあまた明日」

「……………ぅん」

そう言って手を離すと、キミは落胆しながらも、家のドアに手をかけた




「オイッっ!!」

ドアを開ける直前に、キミを呼び止め腕を引っ張る

そして目を見開いたキミのおでこに、そっとキミを落とした



「続きはまた明日な!!」





【キスの場所】

うわぁ~やばい、まぢで緊張した
照れ臭くて、今日はここまでが限界だけど
明日はきっと…………
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