私の彼氏君
        ~第8話~

勇人は嫉妬なんか全然しない


私が男子と話してても何も言ってこない
他の男子に告白されたって言ったら、「本当に凄い!!」と逆に褒められた。


たまに不安になる
勇人は私の事好きなのかなって…

勇人の事になると私は、いつもの自分じゃいられなくなってしまう……


「具合悪い?
もしかしてハンバーグまずかった?」

黙り込んでいた私を心配して、勇人は声をかけてくれた。

「…………違うまずくないよ


ねぇ勇人は、私が男子と話してたらどう思う?」

「えっ?別にいいと思うよ」

あっけらかんとした勇人の返答に、胸がズキンと痛んだ


「私が言うのも何だけどさッ
勇人は…不安になったりしないの?」


「しないっていったら嘘になるけど……
自信があるから大丈夫!!」


自信?
自信を持つのが一番苦手な勇人が、自信に持てる事っていったいなに?


「それってどんな自信?」





【100%の自信】

「俺が君を大好きな事
それに……君の事信じてるから!」
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