私の彼氏君
        ~第3話~

アイツの口から他の男の名前が出るのが嫌だ
俺の好きなその笑顔で、他の男と話しをしているのはもっと嫌だ

でもキミは優しいから、また俺の好きなその笑顔で、他の男の話しを聞いてあげるんだ


なんか俺、男の癖に独占欲強すぎかも
だって今だって、俺以外の男と話すなッ!!とか言ってしまいたい

でもそんな事言ったら、君が困るから言えないけど……



だけど、俺にだって限界ってもんがある


「えっ春風!?」

君の細い手首を掴み、俺の方へ引っ張る
キミの瞳が俺を写す――――


「悪いけど、コイツ俺のだから」


これくらいなら許してくれるよね?





【やきもち】

俺を妬かせたオマエが悪い
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