内緒の想いを抱きしめて
放課後、
わたしは先輩に昨日伝えられなかったことを告白することにした。
杏奈ちゃんには、
ちゃんと想いを伝えるからって先に帰したけど……
緊張するーっ!
ファイト、わたし!
自分を励ましつつ、
とりあえず先輩を捕まえるために靴箱の前で待ち伏せ。
三年生ばかりが通るところなので、
かなり見られて恥ずかしかった。
しばらく我慢していたら、先輩が廊下を歩いて来るのが見えた。
目があった。
「あっ」
わたしが先輩のところに行こうと足を踏み出すと、
先輩がダッシュで駆けてきて私の腕を掴んで、
先輩の縄張り、生徒会室に連れ込んだ。
「なんで……あんな、ところに…恥ずかしい奴!」
ドアをピシッと閉めて息切れしながら先輩が言った。
「先輩を確実に見つけられるの、あそこだから…」
わたしは先輩の行動のほうが恥ずかしいんじゃないかと
心の中で吹き出しながら
ドキドキで倒れそうになりながら
「わたし、先輩に言いたいこと、あるから、待ってたんです」
もう頭がクラクラして倒れそう。
「……何?」
先輩が静かに聞いた。
それがさらにわたしを緊張させる。
恥ずかしくって涙がでそうだったけど、思い切って口を開いた。
「わたし、先輩のことが好きでしたっ」
わたしは先輩に昨日伝えられなかったことを告白することにした。
杏奈ちゃんには、
ちゃんと想いを伝えるからって先に帰したけど……
緊張するーっ!
ファイト、わたし!
自分を励ましつつ、
とりあえず先輩を捕まえるために靴箱の前で待ち伏せ。
三年生ばかりが通るところなので、
かなり見られて恥ずかしかった。
しばらく我慢していたら、先輩が廊下を歩いて来るのが見えた。
目があった。
「あっ」
わたしが先輩のところに行こうと足を踏み出すと、
先輩がダッシュで駆けてきて私の腕を掴んで、
先輩の縄張り、生徒会室に連れ込んだ。
「なんで……あんな、ところに…恥ずかしい奴!」
ドアをピシッと閉めて息切れしながら先輩が言った。
「先輩を確実に見つけられるの、あそこだから…」
わたしは先輩の行動のほうが恥ずかしいんじゃないかと
心の中で吹き出しながら
ドキドキで倒れそうになりながら
「わたし、先輩に言いたいこと、あるから、待ってたんです」
もう頭がクラクラして倒れそう。
「……何?」
先輩が静かに聞いた。
それがさらにわたしを緊張させる。
恥ずかしくって涙がでそうだったけど、思い切って口を開いた。
「わたし、先輩のことが好きでしたっ」