内緒の想いを抱きしめて
友達との恋バナ。
わたしはいつもこの瞬間、言おうか言わないか迷ってしまう。
ひとりで、誰にも打ち明けないで想いを抱えているのは苦しかったから…
「ねえ、好きなひといないの?」
友達のひとり、杏奈ちゃんがわたしに尋ねた。
「うん、いないよ」
即答。
やっぱり、言うにはまだ早いと思った。
「実はー、私彼氏できたの」
杏奈ちゃんが目をきらっとさせて言った。
「えっ、そうなの?誰ー?」
わたしは努めて明るく、興味深々、という感じで尋ねた。
杏奈ちゃんはわたしの前に携帯をずいっとつきつけた。
「この人!」
携帯の画面に写されているのは、わたしの知らない人。
「誰?」
「先輩。三年生で、ラグビー部」
驚いちゃって声もでない。
この間、彼氏と別れたばっかりじゃなかった?
「え、杏奈ちゃん、高校入って何人め?」
「うーん、何人だろ?5人?6人?」
わたしが先輩に片想いしてる間にそんなに……
それって、ほんとに恋なの?
相手のこと、ほんとに好きなの……?
わたしはいつもこの瞬間、言おうか言わないか迷ってしまう。
ひとりで、誰にも打ち明けないで想いを抱えているのは苦しかったから…
「ねえ、好きなひといないの?」
友達のひとり、杏奈ちゃんがわたしに尋ねた。
「うん、いないよ」
即答。
やっぱり、言うにはまだ早いと思った。
「実はー、私彼氏できたの」
杏奈ちゃんが目をきらっとさせて言った。
「えっ、そうなの?誰ー?」
わたしは努めて明るく、興味深々、という感じで尋ねた。
杏奈ちゃんはわたしの前に携帯をずいっとつきつけた。
「この人!」
携帯の画面に写されているのは、わたしの知らない人。
「誰?」
「先輩。三年生で、ラグビー部」
驚いちゃって声もでない。
この間、彼氏と別れたばっかりじゃなかった?
「え、杏奈ちゃん、高校入って何人め?」
「うーん、何人だろ?5人?6人?」
わたしが先輩に片想いしてる間にそんなに……
それって、ほんとに恋なの?
相手のこと、ほんとに好きなの……?