飴色蝶 *Ⅱ*
朱莉の想いが、庵に分かれば
彼は・・・
「スミレちゃん、心配しなくて
いいのよ
ある日、あなたと随分前に
別れたと、イオリの口から
聞いてしまった私は決して
言うつもりの無かった
この想いを、彼に告げて
しまっていたの
もしかしたら、自分の元へ
戻って来てくれるかも
しれない
私は、そうも思ったわ」
朱莉さん・・・
「だけど、イオリが選んだのは
私ではなく、スミレちゃん
あなただった
だからあなたは何も心配する
ことは無いの
イオリはあなただけのものよ
あ~嫌だ嫌だ、泣いたりして
未練タラタラで馬鹿みたい
こんな女じゃなかったのに
・・・私」
彼は・・・
「スミレちゃん、心配しなくて
いいのよ
ある日、あなたと随分前に
別れたと、イオリの口から
聞いてしまった私は決して
言うつもりの無かった
この想いを、彼に告げて
しまっていたの
もしかしたら、自分の元へ
戻って来てくれるかも
しれない
私は、そうも思ったわ」
朱莉さん・・・
「だけど、イオリが選んだのは
私ではなく、スミレちゃん
あなただった
だからあなたは何も心配する
ことは無いの
イオリはあなただけのものよ
あ~嫌だ嫌だ、泣いたりして
未練タラタラで馬鹿みたい
こんな女じゃなかったのに
・・・私」