飴色蝶 *Ⅱ*
「分かっただろう?
俺は愛していない女を
優しくこの手に抱ける程
器用じゃない
それに、お前自身も
愛の無い行為を
受け入れられる程強くない
幾ら、それが好きな男との
行為でも、お前の心は
耐えられない」
シャツに腕を通す巴。
「あなたは、最初から私が
嫌がる事を知っていたから
ここへ来たのね
そうじゃなければ、あなたは
ここへは来なかった
スミレという名の愛しい人を
悲しませるような真似
あなたがする訳が無い」
庵は、真剣な眼差しで
巴に告げる。
「いや、俺はお前を抱くつもり
でここへ来た、何故なら
お前には俺の事を諦めて
もらわなければならない
お前を危険な目に合わせない
為にも・・・
だけど、失敗した」
俺は愛していない女を
優しくこの手に抱ける程
器用じゃない
それに、お前自身も
愛の無い行為を
受け入れられる程強くない
幾ら、それが好きな男との
行為でも、お前の心は
耐えられない」
シャツに腕を通す巴。
「あなたは、最初から私が
嫌がる事を知っていたから
ここへ来たのね
そうじゃなければ、あなたは
ここへは来なかった
スミレという名の愛しい人を
悲しませるような真似
あなたがする訳が無い」
庵は、真剣な眼差しで
巴に告げる。
「いや、俺はお前を抱くつもり
でここへ来た、何故なら
お前には俺の事を諦めて
もらわなければならない
お前を危険な目に合わせない
為にも・・・
だけど、失敗した」