飴色蝶 *Ⅱ*
触れないで
翌朝、会社を休んだ菫は朝一番
に産婦人科で診察を受ける為に
出かける用意を済ませ携帯電話
を手に、誰かからの連絡を
待っていた。
そう、菫が連絡を待っている人
は、雪乃と幹生だった。
昨夜、朱莉が帰った後、菫は
悩んでいた。
いざ病院へと思ってみても
産婦人科なんて、いったい
何処にあるの?
今暮らしている近辺は、全く
それらしき場所が見当たらない
歯医者さんは、路地に何軒か
見た事はあるけれど産婦人科は
やっぱり総合病院へ行く方が
いいのかもしれない。
そう思っていた矢先、病院へ
付き添ってもらおうと雪乃に
連絡したところ、彼女が最近
引っ越した住まいの最寄駅の
近くに、産婦人科がある事
を知り、そこへ行ってみよう
という話になった。
そこまで、電車で行くつもり
だったが、私の体を心配した
幹生さんが、急遽仕事を休んで
雪乃と一緒に、ここまで迎えに
来てくれる事になり、私は
雪乃からの連絡を待っていた。
に産婦人科で診察を受ける為に
出かける用意を済ませ携帯電話
を手に、誰かからの連絡を
待っていた。
そう、菫が連絡を待っている人
は、雪乃と幹生だった。
昨夜、朱莉が帰った後、菫は
悩んでいた。
いざ病院へと思ってみても
産婦人科なんて、いったい
何処にあるの?
今暮らしている近辺は、全く
それらしき場所が見当たらない
歯医者さんは、路地に何軒か
見た事はあるけれど産婦人科は
やっぱり総合病院へ行く方が
いいのかもしれない。
そう思っていた矢先、病院へ
付き添ってもらおうと雪乃に
連絡したところ、彼女が最近
引っ越した住まいの最寄駅の
近くに、産婦人科がある事
を知り、そこへ行ってみよう
という話になった。
そこまで、電車で行くつもり
だったが、私の体を心配した
幹生さんが、急遽仕事を休んで
雪乃と一緒に、ここまで迎えに
来てくれる事になり、私は
雪乃からの連絡を待っていた。