飴色蝶 *Ⅱ*
「うちと会澤組なら、おまえは
必ず会澤組を選ぶ
そして、俺達を潰しにかかる
俺がおまえなら、そうする
だから今、ここで
おまえを殺す」
真剣な瞳で透馬は庵を見つめる
「選ばないさ・・・」
初馬は、張り詰めた空気の中
話し出す。
「三代目は、会澤組とは
手は結ばない
分かる奴には分かる
会澤組組長は、下衆な男だ
仲間でも、平気で裏切る
奴は、そういう男だ
イチヤの兄貴は、心底
奴を嫌っていた」
初馬は、透馬の庵に向ける銃口
を押さえ力ずくで下ろさせた。
「返事をお待ちしています
復縁を選んで頂けるの
でしたら、会澤組との抗争の
際には、全勢力をかけて
必ず、組の力になります」
料亭を出る時には、既に
庵の心は決まっていた。
必ず会澤組を選ぶ
そして、俺達を潰しにかかる
俺がおまえなら、そうする
だから今、ここで
おまえを殺す」
真剣な瞳で透馬は庵を見つめる
「選ばないさ・・・」
初馬は、張り詰めた空気の中
話し出す。
「三代目は、会澤組とは
手は結ばない
分かる奴には分かる
会澤組組長は、下衆な男だ
仲間でも、平気で裏切る
奴は、そういう男だ
イチヤの兄貴は、心底
奴を嫌っていた」
初馬は、透馬の庵に向ける銃口
を押さえ力ずくで下ろさせた。
「返事をお待ちしています
復縁を選んで頂けるの
でしたら、会澤組との抗争の
際には、全勢力をかけて
必ず、組の力になります」
料亭を出る時には、既に
庵の心は決まっていた。