飴色蝶 *Ⅱ*
通勤途中、菫の携帯電話の
着信音が鳴る。
携帯電話を確認すると雪乃から
のメールが受信されていた。
メールには、昨夜から何度も
庵の携帯電話へ連絡を取る為に
かけているが、全く繋がらない
という内容が記されていた。
菫は、通勤の人の波から離れ
道路端に寄り、携帯電話で雪乃
と話をしている。
「すみれが気にするといけない
と思って黙っていたんだけど
今朝も繋がらなくて
イオリさんに、何か
あったんじゃないかしら?」
電話の向こうで雪乃は、庵の事
をとても心配していた。
「ユキ、知らせてくれて
ありがとう
イオリに何かあれば、必ず
カナメさんが私に、連絡を
くれるはずだから、きっと
大丈夫だと思う
うん
私からも連絡してみるね
ごめんね、ありがとう」
雪乃と話し終えた後、菫も庵の
携帯電話へとかけてみるが
雪乃の言うように繋がらない。
もう一度、繋がらない
もう一度・・・
イオリ
貴方は今、どうしているの?
着信音が鳴る。
携帯電話を確認すると雪乃から
のメールが受信されていた。
メールには、昨夜から何度も
庵の携帯電話へ連絡を取る為に
かけているが、全く繋がらない
という内容が記されていた。
菫は、通勤の人の波から離れ
道路端に寄り、携帯電話で雪乃
と話をしている。
「すみれが気にするといけない
と思って黙っていたんだけど
今朝も繋がらなくて
イオリさんに、何か
あったんじゃないかしら?」
電話の向こうで雪乃は、庵の事
をとても心配していた。
「ユキ、知らせてくれて
ありがとう
イオリに何かあれば、必ず
カナメさんが私に、連絡を
くれるはずだから、きっと
大丈夫だと思う
うん
私からも連絡してみるね
ごめんね、ありがとう」
雪乃と話し終えた後、菫も庵の
携帯電話へとかけてみるが
雪乃の言うように繋がらない。
もう一度、繋がらない
もう一度・・・
イオリ
貴方は今、どうしているの?