飴色蝶 *Ⅱ*
「ちがう、俺が大事なのは
お前だけ
お前が、俺の全てだ」
胸に響く、貴方の声
・・・涙が出そう。
「すみれ、今、どこに居る?
教えてくれ
今すぐ、お前に逢いに行く」
「だめ」
菫の口調が、今度は優しく言い
聞かせるような言い方に変わる。
「お願いだから、イオリ
約束して、私には
絶対に逢いに来ないで
貴方はもう私を愛していない
愛していない女の為に
何も貴方が、危険な目に合う
必要は無いわ」
男は菫の頬を打つ・・・パチン
その音が聞こえるのと同時に
驚きと、痛さに我慢できない
菫の声が洩れた。
「痛い」
「すみれ、どうした・・・
何があった?
誰かいるのか?
おまえ、今、どこにいる
早く、教えろ?」
お前だけ
お前が、俺の全てだ」
胸に響く、貴方の声
・・・涙が出そう。
「すみれ、今、どこに居る?
教えてくれ
今すぐ、お前に逢いに行く」
「だめ」
菫の口調が、今度は優しく言い
聞かせるような言い方に変わる。
「お願いだから、イオリ
約束して、私には
絶対に逢いに来ないで
貴方はもう私を愛していない
愛していない女の為に
何も貴方が、危険な目に合う
必要は無いわ」
男は菫の頬を打つ・・・パチン
その音が聞こえるのと同時に
驚きと、痛さに我慢できない
菫の声が洩れた。
「痛い」
「すみれ、どうした・・・
何があった?
誰かいるのか?
おまえ、今、どこにいる
早く、教えろ?」