飴色蝶 *Ⅱ*
「おい、そこのお前
三代目の縄を解くんだ」
「ホソヤ・・・」
「馬鹿げた事をしていると
自分でも分かっている
幾ら、好きな女の愛する男
を守る為だと言っても
ここまで、馬鹿な奴は
いないだろうな
でも・・・本当の俺は
ずっと、この日を待って
いたのかもしれない」
その言葉に、思い当たる節の
ある会澤は言う。
「お前と、お前の母親を捨てた
俺への復讐って訳か?」
「そうだ、俺はずっと父親が
憎かった
俺と母親を捨てた父親が・・
母を早くに亡くした俺は
何処にも行くあては無く
寂しさの中、一人ぼっちの
恐怖に震えていた
こんな時に親父がいてくれれ
ばと、そう思い泣いた
そんな俺を貴方は、母の
知り合いだと告げ迎えに来て
くれた・・・」
三代目の縄を解くんだ」
「ホソヤ・・・」
「馬鹿げた事をしていると
自分でも分かっている
幾ら、好きな女の愛する男
を守る為だと言っても
ここまで、馬鹿な奴は
いないだろうな
でも・・・本当の俺は
ずっと、この日を待って
いたのかもしれない」
その言葉に、思い当たる節の
ある会澤は言う。
「お前と、お前の母親を捨てた
俺への復讐って訳か?」
「そうだ、俺はずっと父親が
憎かった
俺と母親を捨てた父親が・・
母を早くに亡くした俺は
何処にも行くあては無く
寂しさの中、一人ぼっちの
恐怖に震えていた
こんな時に親父がいてくれれ
ばと、そう思い泣いた
そんな俺を貴方は、母の
知り合いだと告げ迎えに来て
くれた・・・」