飴色蝶 *Ⅱ*
庵は、銃を握る手に力を込める
「待て、待ってくれ
アラタ、今すぐ銃を捨てろ」
新は、首を左右に振る。
彼の決心は、変わらない。
「・・・分かった、この俺も
銃を捨てる
アラタ、さあ、同時に
銃を捨てよう
その後は三代目、お前の好き
にすればいい
ただ、こんな事を頼むのは
筋違いだとは思うが息子の
命だけは、生かしておいて
やってはくれないか?」
「父さん」
庵は、頷いた。
庵は、最初からこうなる事を
願い、新に銃を向け、賭けに
出たのだった。
息子を思う親であれば、必ず
や彼の為に銃を捨てるだろう
思惑通りに事が運ぼうと
していた。
「待て、待ってくれ
アラタ、今すぐ銃を捨てろ」
新は、首を左右に振る。
彼の決心は、変わらない。
「・・・分かった、この俺も
銃を捨てる
アラタ、さあ、同時に
銃を捨てよう
その後は三代目、お前の好き
にすればいい
ただ、こんな事を頼むのは
筋違いだとは思うが息子の
命だけは、生かしておいて
やってはくれないか?」
「父さん」
庵は、頷いた。
庵は、最初からこうなる事を
願い、新に銃を向け、賭けに
出たのだった。
息子を思う親であれば、必ず
や彼の為に銃を捨てるだろう
思惑通りに事が運ぼうと
していた。