飴色蝶 *Ⅱ*
「そうです、会澤はこう言った
二人の禁断の愛によって
産まれた命、それが俺だと
奴の話が真実なら、それで
構わない
だから、本当の事を
教えてください
俺は知りたい、真実を」
正二は、動揺を隠せない
深呼吸をついた後、話し出す。
「カヤコの付き合っていた相手
が会澤だったなんて事
この私は、今、初めて知った
兄貴の宿敵に身を委ねてまで
アイツは、兄貴の愛が
欲しかったのか・・・
自分を取り返しに来てくれる
そう思ったのだろう、しかし
会澤は勘違いをしている」
「勘違い・・・」
「そうだ、イオリ
お前は、禁断の愛によって
生まれた命などでは無い
お前は、愛し合ってできた
子供だ・・・そう、お前は
俺とカヤコの子供
どおりでイオリ、お前が
アニキにそっくりなはずだ
・・・・・・」
二人の禁断の愛によって
産まれた命、それが俺だと
奴の話が真実なら、それで
構わない
だから、本当の事を
教えてください
俺は知りたい、真実を」
正二は、動揺を隠せない
深呼吸をついた後、話し出す。
「カヤコの付き合っていた相手
が会澤だったなんて事
この私は、今、初めて知った
兄貴の宿敵に身を委ねてまで
アイツは、兄貴の愛が
欲しかったのか・・・
自分を取り返しに来てくれる
そう思ったのだろう、しかし
会澤は勘違いをしている」
「勘違い・・・」
「そうだ、イオリ
お前は、禁断の愛によって
生まれた命などでは無い
お前は、愛し合ってできた
子供だ・・・そう、お前は
俺とカヤコの子供
どおりでイオリ、お前が
アニキにそっくりなはずだ
・・・・・・」