飴色蝶 *Ⅱ*
「お兄ちゃん・・・
私ね、やっと気づいたの
私は、お兄ちゃんを愛してる
今すぐ逢いたい、あなたに」
花夜子は電話を切った後
慌てて、会澤と暮らす家を
出て行った。
彼女を彼の元へ案内するか
のように、一頭の蝶々が
ヒラヒラ、ユラユラと舞う。
話を聞いた庵は、呟く・・・
「あなたに・・・」
「そう、会澤は
勘違いしたんだろう
カヤコは、俺に愛していると
言ったんだ
アイツは、兄貴の事を絶対に
お兄ちゃんとは呼ばない
俺は、後先考えずにカヤコを
抱いた
そして、カヤコを傷つけ
俺の前からアイツは消えた」
正二は、庵を見つめて言う。
私ね、やっと気づいたの
私は、お兄ちゃんを愛してる
今すぐ逢いたい、あなたに」
花夜子は電話を切った後
慌てて、会澤と暮らす家を
出て行った。
彼女を彼の元へ案内するか
のように、一頭の蝶々が
ヒラヒラ、ユラユラと舞う。
話を聞いた庵は、呟く・・・
「あなたに・・・」
「そう、会澤は
勘違いしたんだろう
カヤコは、俺に愛していると
言ったんだ
アイツは、兄貴の事を絶対に
お兄ちゃんとは呼ばない
俺は、後先考えずにカヤコを
抱いた
そして、カヤコを傷つけ
俺の前からアイツは消えた」
正二は、庵を見つめて言う。