飴色蝶 *Ⅱ*
「俺とサオリの間にできた
子供は・・・
流産したのか?
俺は、何てひどい奴だ
兄貴が俺に、お前を
抱かせてくれなかった
意味が今、やっと分かったよ
兄貴の大事なお前を、極道に
した俺を許してくれ」
まだ、はっきりと
分からない事がある。
花夜子という俺の母親が
どうして死んだのか?
どうして俺を、父と母が
育てる事になったのか?
この答えは
いづれ分かるだろう。
目の前で、頭を下げる父親を
俺は憎む事はできない。
彼は心から、花夜子
母を愛していたのだろう。
子供は・・・
流産したのか?
俺は、何てひどい奴だ
兄貴が俺に、お前を
抱かせてくれなかった
意味が今、やっと分かったよ
兄貴の大事なお前を、極道に
した俺を許してくれ」
まだ、はっきりと
分からない事がある。
花夜子という俺の母親が
どうして死んだのか?
どうして俺を、父と母が
育てる事になったのか?
この答えは
いづれ分かるだろう。
目の前で、頭を下げる父親を
俺は憎む事はできない。
彼は心から、花夜子
母を愛していたのだろう。