飴色蝶 *Ⅱ*
エレベーターの前、幹生に
抱かれる浬は
今日あった出来事を、子供の
視点で見たまま、一生懸命に
幹生に話していた。
「そうか、おじいちゃん
元気だったか・・・
それで
帰りが今になったの?」
「そうなの・・・
ミキオさんは、仕事
・・・じゃないか
出掛けてたの?」
仕事着姿では無い幹生に
話しかけると、彼は少し
苦笑した。
「仕事仲間と飲みにね
家に居ても
・・・喧嘩するだけだし」
幹生は浬を降ろし、優しく
彼の頭を撫でた。
「ユキから聞いたよ
まだ
仲直りできてないの?」
抱かれる浬は
今日あった出来事を、子供の
視点で見たまま、一生懸命に
幹生に話していた。
「そうか、おじいちゃん
元気だったか・・・
それで
帰りが今になったの?」
「そうなの・・・
ミキオさんは、仕事
・・・じゃないか
出掛けてたの?」
仕事着姿では無い幹生に
話しかけると、彼は少し
苦笑した。
「仕事仲間と飲みにね
家に居ても
・・・喧嘩するだけだし」
幹生は浬を降ろし、優しく
彼の頭を撫でた。
「ユキから聞いたよ
まだ
仲直りできてないの?」