飴色蝶 *Ⅱ*
今月の初めに、二人目となる
男子を出産した。
その出産祝いのプレゼントを
雪乃と一緒に選び購入する為
久しぶりに電車を使う事にした
三人は駅へと向かうところを
一台の車とすれ違う。
その車は、すれ違った
すぐ後に停車した。
更紗と会話を楽しむ、菫。
「サラ、二人目がなかなか
できないって言ってたけど
・・・・・・
一姫二太郎でいいよね?」
「一番目が女の子の方が
育てやすいって、あれね」
「そうそう」
何も知らずにいた私は
振り返る事もせずに
前だけを見て歩く。
車の助手席から
降り立つ男性が一人。
その後姿が、見つめる先には
愛しい女性(ヒト)
の後姿が映る。
男子を出産した。
その出産祝いのプレゼントを
雪乃と一緒に選び購入する為
久しぶりに電車を使う事にした
三人は駅へと向かうところを
一台の車とすれ違う。
その車は、すれ違った
すぐ後に停車した。
更紗と会話を楽しむ、菫。
「サラ、二人目がなかなか
できないって言ってたけど
・・・・・・
一姫二太郎でいいよね?」
「一番目が女の子の方が
育てやすいって、あれね」
「そうそう」
何も知らずにいた私は
振り返る事もせずに
前だけを見て歩く。
車の助手席から
降り立つ男性が一人。
その後姿が、見つめる先には
愛しい女性(ヒト)
の後姿が映る。