飴色蝶 *Ⅱ*

時を刻む

何年もの月日が流れようとも  

あなたは、アナタ・・・

あの頃と何も変わらない。

わたしは、ずっと

誰でも無い

あなただけが欲しい。 

再会から二週間が経ち、私達は
誰にも邪魔される事無く、家族
三人だけで穏やかな日常を
過ごしていた。

とりあえずは、このまま
親子、三人

この場所で、暮らして行く事を
決めた為、庵は、その事を
保護監察官に知らせた。

その翌日、浬が小学校へ行って
いる間に、保護司が面接に訪れ

菫も、庵と一緒に仮釈放の彼が
これから遵守すべき、遵守事項
など詳しい話を聞いたのだった
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