飴色蝶 *Ⅱ*
「じゃあ、どうするの・・・
また、別れるの?
また、貴方に
逢えなくなるの?
ねぇ、貴方の傍に
いたいと願う
私とカイリの思いは
どうなるの?
・・・・・・
迎えに来て・・・
くれたんじゃないの?
もう、一人は嫌だよ」
菫の小さな声が、頼りなく
消えていく。
流れる涙・・・
イオリ・・・
貴方が、ずっと、ずっと・・・
そう思い続ける限り
私達は一緒にはなれない。
「ごめん、すみれ
泣かないで
ごめん・・・ごめんな」
庵は、その場に立ち、菫の手
を引き彼女を立たせた。
また、別れるの?
また、貴方に
逢えなくなるの?
ねぇ、貴方の傍に
いたいと願う
私とカイリの思いは
どうなるの?
・・・・・・
迎えに来て・・・
くれたんじゃないの?
もう、一人は嫌だよ」
菫の小さな声が、頼りなく
消えていく。
流れる涙・・・
イオリ・・・
貴方が、ずっと、ずっと・・・
そう思い続ける限り
私達は一緒にはなれない。
「ごめん、すみれ
泣かないで
ごめん・・・ごめんな」
庵は、その場に立ち、菫の手
を引き彼女を立たせた。