飴色蝶 *Ⅱ*
貴方の激しい愛に

私の全ては満たされる。

互いの体温に触れ合い

心は安らぐ。

私の全ては、貴方だけのもの

共に手を取り
 
どこまでも、一緒に行こう。

どこまでも・・・

愛しい・・・あなた

あなたと共に歩もう

そう、あの遥か彼方まで・・・

触れ合う手から

愛が溢れていく。

また、ひとつ年を重ねた私に
貴方は『おめでとう』の言葉と
指輪をプレゼントしてくれた。

決して、高価な物では
無いけれど、私と貴方の指
に光る、お揃いの指輪

・・・結婚指輪。

私達は、ここに夫婦となり
同じ姓を名乗る。

高月 菫(タカツキ スミレ)

私は、やっと・・・手に入れた
 
安心したいから

欲しかったんじゃない。

ただ、ずっと

貴方の傍に居たいから

そこは、特別な場所。

私には、そう思えた。
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