飴色蝶 *Ⅱ*
「お邪魔します
引越しの準備、かなり
進んでるね」
玄関の入り口付近に積み
上げられた、ダンボールを
見つめながら、雪乃は言う。
「うん、こっちは何とか・・・
後は細々した物をダンボール
に片付けていくだけ
でも、引越しはまだちょっと
先かなぁ、イオリが、以前
住んでいた部屋の片づけが
まだ残ってるの・・・」
「そうだ、その事だけど
イオリさんから聞いてる?
彼の部屋の片付けは
ミキちゃんが手伝う事にした
から、スミレは、その場所に
近づかない方がいいって
また、何かあると大変
だからね」
「本当?イオリからは何も
聞いてないけど
そうさせてもらうね
ありがとう・・・
散らかってるけど、適当に
座って今、お茶淹れるから」
「うん」
キッチンに立ち
カップを二つ用意して
ポットのお湯を注ぐ菫。
引越しの準備、かなり
進んでるね」
玄関の入り口付近に積み
上げられた、ダンボールを
見つめながら、雪乃は言う。
「うん、こっちは何とか・・・
後は細々した物をダンボール
に片付けていくだけ
でも、引越しはまだちょっと
先かなぁ、イオリが、以前
住んでいた部屋の片づけが
まだ残ってるの・・・」
「そうだ、その事だけど
イオリさんから聞いてる?
彼の部屋の片付けは
ミキちゃんが手伝う事にした
から、スミレは、その場所に
近づかない方がいいって
また、何かあると大変
だからね」
「本当?イオリからは何も
聞いてないけど
そうさせてもらうね
ありがとう・・・
散らかってるけど、適当に
座って今、お茶淹れるから」
「うん」
キッチンに立ち
カップを二つ用意して
ポットのお湯を注ぐ菫。