飴色蝶 *Ⅱ*
紅茶を一口飲んで、カップの淵
に付いた口紅に指で触れる雪乃
「引越し止めれば
・・・・・・
何て無理な話だね
寂しくなるなぁ」
真剣な表情で、菫は雪乃に言う
「ユキ、今までありがとう」
頭を下げる菫に、戸惑う雪乃。
「ちょっ、やめてよ
人の事、泣かせる
気でしょう?
スミレ、泣いてるし・・・」
「私達、離れていても
ずっと友達だよね?」
「当たり前でしょう
何かあったら、すぐに
連絡しておいで
いつでも飛んで行って
あげるから・・・
それから、私とミキちゃんの
式には、必ず出席してよね」
「式って、結婚?
ユキ、おめでとう
そうだ、引越しの前に
久しぶりにサラも呼び出して
三人だけで飲もうよ
昔みたいに
ねぇ、そうしよう?」
に付いた口紅に指で触れる雪乃
「引越し止めれば
・・・・・・
何て無理な話だね
寂しくなるなぁ」
真剣な表情で、菫は雪乃に言う
「ユキ、今までありがとう」
頭を下げる菫に、戸惑う雪乃。
「ちょっ、やめてよ
人の事、泣かせる
気でしょう?
スミレ、泣いてるし・・・」
「私達、離れていても
ずっと友達だよね?」
「当たり前でしょう
何かあったら、すぐに
連絡しておいで
いつでも飛んで行って
あげるから・・・
それから、私とミキちゃんの
式には、必ず出席してよね」
「式って、結婚?
ユキ、おめでとう
そうだ、引越しの前に
久しぶりにサラも呼び出して
三人だけで飲もうよ
昔みたいに
ねぇ、そうしよう?」