飴色蝶 *Ⅱ*
新しい出発の時・・・

期待と不安を胸に

歩み出そうとしていたのに

どうして・・・

どうしてなの?

『あなたがいい』

ずっと、変わらない・・・・?

もう、限界。
 
消えた蝶々が

戻って来てくれる日を

ひたすらに、一途に

待ち続ける事なんて

私にはできない。

もう、疲れたよ・・・ 

貴方の肩を叩く人が居る。

振り返る貴方を止めること

私にはできない。

「イオリ、あなた・・なの?」
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