飴色蝶 *Ⅱ*
「三代目、すみません
私が余計な事を・・・
先代に今
叱られていたところです」
庵に電話をかけて来た相手は
透馬だった。
彼は、庵に深く頭を下げた。
「先代、この俺に行かせて
ください、カナメは必ず
無事に連れて帰ります
奴らの望みは、この私・・」
「駄目だ、お前は絶対に
行かせない
堅気の奴に、世話になる
ぐらいなら、この私が
会澤組に出向く」
「先代・・・」
正二の言葉に組員一同、驚く。
正二は、鋭い視線で庵に
問いかけた。
「イオリ、ひとつだけ聞くが
会澤を殺ったのは
本当に、お前なんだな?」
その瞳は、全てを知っている?
「はい、私が殺りました」
正二は、組員達に聞かせる。
私が余計な事を・・・
先代に今
叱られていたところです」
庵に電話をかけて来た相手は
透馬だった。
彼は、庵に深く頭を下げた。
「先代、この俺に行かせて
ください、カナメは必ず
無事に連れて帰ります
奴らの望みは、この私・・」
「駄目だ、お前は絶対に
行かせない
堅気の奴に、世話になる
ぐらいなら、この私が
会澤組に出向く」
「先代・・・」
正二の言葉に組員一同、驚く。
正二は、鋭い視線で庵に
問いかけた。
「イオリ、ひとつだけ聞くが
会澤を殺ったのは
本当に、お前なんだな?」
その瞳は、全てを知っている?
「はい、私が殺りました」
正二は、組員達に聞かせる。