飴色蝶 *Ⅱ*
私だけは、ずっとずうっと
貴方の帰りを待っていてあげる
思い掛けない菫の言葉に、驚き
胸が詰まる庵。
答えられない。
「イオリ、聞こえた?」
「ああ・・すみれ、ありがとう
こんな、勝手な俺を許して
くれて・・・ごめんな
俺は、お前に約束する
必ず、お前の元に帰ると・・・
だから、お前だけでいい
俺を待っていて」
庵の想いは、菫に届く。
いつもでも、貴方を待ってる。
「三代目、どうぞ」
会澤組、事務所前に乗り付けた車
運転席の男は、拳銃を庵に渡そう
とした。
庵は、首を振る。
そんなもの
今の俺には必要ない。
貴方の帰りを待っていてあげる
思い掛けない菫の言葉に、驚き
胸が詰まる庵。
答えられない。
「イオリ、聞こえた?」
「ああ・・すみれ、ありがとう
こんな、勝手な俺を許して
くれて・・・ごめんな
俺は、お前に約束する
必ず、お前の元に帰ると・・・
だから、お前だけでいい
俺を待っていて」
庵の想いは、菫に届く。
いつもでも、貴方を待ってる。
「三代目、どうぞ」
会澤組、事務所前に乗り付けた車
運転席の男は、拳銃を庵に渡そう
とした。
庵は、首を振る。
そんなもの
今の俺には必要ない。