飴色蝶 *Ⅱ*
庵の姿に、新は言う。
「イオリ、お前・・・
どうして?」
「親父、すみません・・・」
「カナメ、お前は何も悪くない
はじめから、こうなる事は
分かっていた
それなのに、お前を一人で
行かせたのは、この俺
謝る必要はない」
「さあ、貴方の返答次第では今
この場で命を頂く事になる」
男は、拳銃を庵に突きつけた。
全く、動じない庵に男は言う。
「慣れとは、怖い物だな
銃口を向けられても
アンタは動揺する事もなく
さっきまでと何も変わらない
しかし、そうも言っては
おけまい
死の恐怖は、ひしひしと
迫ってくる」
「イオリ、お前・・・
どうして?」
「親父、すみません・・・」
「カナメ、お前は何も悪くない
はじめから、こうなる事は
分かっていた
それなのに、お前を一人で
行かせたのは、この俺
謝る必要はない」
「さあ、貴方の返答次第では今
この場で命を頂く事になる」
男は、拳銃を庵に突きつけた。
全く、動じない庵に男は言う。
「慣れとは、怖い物だな
銃口を向けられても
アンタは動揺する事もなく
さっきまでと何も変わらない
しかし、そうも言っては
おけまい
死の恐怖は、ひしひしと
迫ってくる」