飴色蝶 *Ⅱ*
撃たれた庵へと駆け寄る、要。
新は、銃弾を放った若頭へと
近寄り、彼の頬を力いっぱい
に打った。
「お前、何をしたか
分かっているのか?」
自分の目の前で、会澤組若頭
が庵を殺した
そう思った男は、笑いながら
銃を降ろした。
それを待っていた若頭は
素早く、男を取り押さえた。
新は何が起こったのか、まだ
理解できていない様子で
庵を見つめた。
瞳に映る光景に、新は驚く・・
撃たれたはずなのに、胸を
押さえて倒れるどころか
その場に立ち
顔色ひとつ変わらない庵の姿。
「どうしてだ・・・空砲?」
新は、銃弾を放った若頭へと
近寄り、彼の頬を力いっぱい
に打った。
「お前、何をしたか
分かっているのか?」
自分の目の前で、会澤組若頭
が庵を殺した
そう思った男は、笑いながら
銃を降ろした。
それを待っていた若頭は
素早く、男を取り押さえた。
新は何が起こったのか、まだ
理解できていない様子で
庵を見つめた。
瞳に映る光景に、新は驚く・・
撃たれたはずなのに、胸を
押さえて倒れるどころか
その場に立ち
顔色ひとつ変わらない庵の姿。
「どうしてだ・・・空砲?」