飴色蝶 *Ⅱ*
「トモエ、お前にどんなに
憎まれても、嫌われても
貶されても
俺が死ぬまで、お前の傍に
いてやる、だから、頼む
・・・・・・
もう、二人の邪魔をすること
だけはやめてくれ
・・・全ては、俺のせい
お前から父親を奪ったのは
この俺だ
それが真実」
巴を抱きしめる新の体はあの日
自分が行ってしまった罪に
震えている。
全身から、全ての力を抜いた
巴は、新に身を委ねた。
「私は、兄さんを憎んだり
しないよ
アラタ
あなたと約束するわ
私はもう
イオリには会わない」
憎まれても、嫌われても
貶されても
俺が死ぬまで、お前の傍に
いてやる、だから、頼む
・・・・・・
もう、二人の邪魔をすること
だけはやめてくれ
・・・全ては、俺のせい
お前から父親を奪ったのは
この俺だ
それが真実」
巴を抱きしめる新の体はあの日
自分が行ってしまった罪に
震えている。
全身から、全ての力を抜いた
巴は、新に身を委ねた。
「私は、兄さんを憎んだり
しないよ
アラタ
あなたと約束するわ
私はもう
イオリには会わない」