†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 留美は、さらりと言ってのける。


「【留美。ふざけてないで叶音を出せ。】」


「叶音~煌が話したいって。」


 留美は、戍に襲わせている叶音に言った。


「っ……」


 叶音は、首を振る。


「叶音ちゃん…“何か”話したら?」


「【戍っ!!なんでお前も居る!】」


 煌は、声を荒げた。叶音は、泪を流して唇をギュッと噛んで叫びたい声を堪える。


「(電話を切って…煌に知られたくない。)」


 叶音の思いとは裏腹に戍の手は、止まらず身に纏っていたモノを全て剥ぎ取られた。


  
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