†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
留美は、にっこり笑って言った。
「留美、叶音を何処にやった?戍と“何を”した?」
煌は、出来るだけ冷静に話すように心掛けていた。
「なんか私がした事…無駄で逆効果だったみたいね。」
留美は、煌の叶音への思いを強くしてしまったのに気がついた。
「はあ?」
煌は、留美を叩きそうだった。
「帰って!!」
「お前っ!!」
「やめろっ!!」
留美の前に戍が現れて煌の手を握る。
「戍…お前も……」
ガッ!!
「戍っ!!」
「いってぇ。」