†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 戍は、口を押さえた。


「大丈夫、戍?」


「大丈夫だ。全くこんな奴だとは、思わなかった。」


 戍は、言って立ち上がった。


「お前たち…倖せになれないぞ!人を不幸に陥れて倖せになんかなれないんだ!」


 煌は、二人に軽蔑の視線を送った。


「あっそう。それが“何か”?」


 留美は、負けじと言い返した。


「こころを入れ換えろ。今なら許してやる、謝れ。」


 煌は、冷静さを取り戻して落ち着いて二人を諭すように話した。


「いい加減にして!なんで私たちが謝るのよ!」


  
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