†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 煌は、叶音を放して言いづらそうに呟いた。
 叶音は、首を傾げる。


「実は…“彼女を紹介しろ”って親に言われてて……明日、来てくれないか?」


 叶音は、びっくりして黙ってしまった。


「びっくりしたよな。明日、時間無い?」


「無い訳じゃないけど…どうして急に?」


 叶音は、ようやく聞けた。


「留美とは、幼なじみだから母さんとも仲が良くてさ。別れた事を話したらしい。母さんは、留美を“良い娘”だって思ってるから新しい俺の彼女を見てみたくて仕方ないんだよ。」


  
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