†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  


「叶音!!何処行ってたの!」


「すみません、遅くなりましたお養母さん。」


 バシッ!!


「あんたが見てないから沙世が発作を起こして倒れたじゃない!!」


「えっ!?」


 叶音は、走って沙世の部屋に向かう。


「(沙世っ!!)」


 叶音は、祈りながら扉を開けた。


「お義姉ちゃん。お帰りなさい、遅かったね。」


「沙世…良かった。」


 叶音は、ベッド脇に行って沙世の手を握った。


「お母さんが大袈裟に言ったのね。大丈夫よ。」


 叶音は、沙世に言われて安心して屋根裏部屋に戻った。


  
< 130 / 265 >

この作品をシェア

pagetop