†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
叶音は、次の日学校に行くフリをして留美の待つマンションに向かった。
「留美…来たわ。」
叶音は、留美の背中に声をかけた。
「いらっしゃい。」
留美は、叶音を見つめる。
「留美…用は、何?」
叶音は、震える声で聞いた。
「それ、あげる。」
留美は、叶音に袋を投げ付けた。袋を広い上げると写真のネガが入っていた。
「あの日の写真のネガよ。あげる。持っててももう意味無いから。」
留美は、言ってため息をつく。
「留美…何故あんな事をしたの?」