†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「留美ぃぃぃいやぁぁぁ!!」
「お母さん、落ち着いて下さい。」
看護師は、遺体に抱き着き泣き叫ぶ母親に声をかけた。
「いやぁぁぁ、留美、留美ぃぃぃ!!」
「鎮静剤を。」
「はい。」
看護師たちは、医師の判断で留美の母親に鎮静剤を打ちベッドに寝かせた。
「お父さんも少しお休み下さい。」
「はい…。」
看護師は、夫婦を部屋に残して出て行った。
「浅田さん…」
「相模さん…」
「この度は…なんと言ったら……うちの息子の所為ですか?」