†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  


「叶音ちゃん。学校遅れるわよ、早く支度して。」


「でも、まだ…片付けが……」


 叶音は、言って困った表情する。


「いいから、支度してらっしゃい。」


 伊織は、にっこり笑って言った。


「ありがとうございます。」


 叶音は、言って屋根裏部屋へと上りエプロンと黒いワンピースを脱いで制服に着替える。


「伊織さん!叶音は、どうしたの?」


「学校の支度をさせに行かせました。」


 伊織は、女主人に言った。


「勝手な事しないでちょうだい!!」


 女主人は、怒鳴ってキッチンを出て行った。


「叶音ちゃん、出て来て行きなさい。」


 伊織は、隠れていた叶音に言った。

 叶音は、頭を下げて学校に向かう。



 道に一歩踏み出して行く。


  
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