†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
煌は、苦しみながら母親の訴えに折れた。
「いい判断だ。」
琳にまで言われて煌は、納得いかなかった。煌は、叶音の音信不通の事を考えての判断だった。
「叶音に電話して来る。逢って話したいんだ。」
「そうね。そうしなさい。」
言われて煌は、頷いた。
ピンポーン!
「はい。どちら様ですか?」
母親が扉を開けると見知らぬ人が立っていた。
「初めまして。私は、椿家でお手伝いをしている伊織と申します。」
伊織は、頭を下げた。
母親も頭を下げる。